鵜の木のシェアハウス 地鎮祭


今日は鵜の木のシェアハウスが地鎮祭を迎えました。

解体を終え、ついに更地となった工場跡地は、解体前には想像できないほど、
青々とした空をいっぱいに望めるようになりました。

台風一過の穏やかな晴天に恵まれ、行事はスムーズに進行。


▼写真は後ろ姿ですが、すごいイケメンの神主さん
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▼Tさん夫妻(お施主さま)、設計者、運営者、施工者と、建物の規模の割に関係者がたくさん!
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▼斎砂(盛砂)に杯を埋めるのは初めてでした
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▼雪だるまか!?と思ったら立派なお餅でした
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この開放感ある青空を、中庭にそのまま残すことができればベスト。



▼最終案の模型
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シェアハウスとして、最もプリミティブなかたちと考えているこの建築計画ですが、
この中庭が、居住者同士をどれほど自然に繋ぐことができるか。

新築シェアハウスの設計として、業界的にも大きな一歩になるのではないかと思っています。
工事が最後まで無事に終わりますよう、関係者の皆さま、今後ともよろしくお願い致します。


鵜の木のシェアハウス DATA

所在地  :東京都大田区鵜の木
主要用途 :寄宿舎
規模   :地上1階
建物構成 :広間+個室8室(全室ロフト付)+水まわり
運営   :株式会社ボーダレスジャパン
施工   :関内建匠有限会社
設計監理 :R.G design
竣工予定 :2014年3月

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つつみ野の家 隅木

さて先週、建方の写真を載せましたが、ついに強敵の登場です。
もともと建方というと中締めのようなもので、とくに最近はプレカットが主流のため、
一気に建ち上がって「お疲れさま!」という感じのスッキリしたイベントの
印象がありますが、こちらの家は一味違います。
先週のエントリに書いたようにパッと見は、すぐ終了しましたが…
そこから隅木の部分の施工について、大工さんの棟梁が検討をスタート!

この隅木は平面的にも角度がついている上、ぶつかる屋根の勾配も異なるという面倒な代物。
(普通は平面的に45度になっていたり、勾配は同じだったりするのですが…)
なので、プレカットでは加工できず、もともと現場監督とは「大工さんに頑張ってもらう」
という話をしてスタートしていました(笑)とはいえ、実際に作るのは大変です。

▼棟梁が平面に墨を打って

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▼みんなで角度と取り付けを検討

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▼隅木に刻みの線を入れカットしてみる

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このあと手順の試行錯誤をして、この日は終了。
さらにこの隅木に垂木(細い材料)を掛けて屋根の下地が完成です。
そして、数日後…


▼なんともあっさり出来たように納まっています

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▼別角度から

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▼上から(垂木が落とし込まれているのがわかると思います)

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正直言って、手順をずっと動画撮影しておきたかったくらいですが、
棟梁からは「まあ、なんとか出来たね」という至ってクールなコメントをいただきました。
でも、この日の帰り際、いつもより少しホッとしたような顔をしていたのは気のせいではないと思います。


K

かすみがうらの家 配筋検査


12日の土曜日は、「かすみがうらの家」の配筋検査に行ってきました。

東南角地の100坪超、とても恵まれた広い土地を目一杯計画するための平屋ですが、
当然、一般的には二階建の計画が多いので、やはりこれだけの建築面積を見るとさすがにみんな驚きます。

もちろん周辺にお住まいの方も例外ではなく、みんな同じことを尋ねてきます。

「ずいぶん豪邸なのねえ、それともお店なの?楽しみね〜」

「あ、平屋なんです」

地域がらなのか、通る人通る人、皆さんに話しかけてもらうので、もうずいぶん同じ会話してます。
なんなら配達中のヤク○トのおばさまや、郵便局員さんにまでお声掛けいただいております。


さて、肝心の配筋検査ですが、我々の立ち会いのもと、特に問題もなく終了。

宮澤の統計的に、基礎屋さんはなぜか例外なくだいたい強面なんですが、
この「かすみがうらの家」の基礎をつくる職人さんも、きちんと統計通り、
とても馬力のありそうな(殴られたら一撃で首が折れそうな)親方でした。
※念のためのフォローですが、顔に似合わずものすごく丁寧なお仕事でしたよ。本当に。親方、大変ご苦労さまです


▼JIO(日本住宅保証検査機構)の検査員の方が、配筋を格好良く検査中。(写真が)
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▼配筋の中を撮るのが好き、というだけの写真。防湿シートもきちんと施工完了
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▼在来浴室(タイル貼)の防水に備え、RCを立ち上げるために配筋を延長
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▼ガレージ棟となる部分で、お尻が汚れないように防湿シートを勝手にひろげ、みんなでピクニックもしました。
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もちろんピクニックというのは冗談で、外装や開口部の最終確認をしました。

やはり実物を目の前にして確認した方が想像もしやすく、図面と敷地環境の記憶だけで
考えていた窓ガラスの透明/型板も、「思っていたほど隣地の視線も気にならなそうだね」
ということで、どんどん型板→透明に変更。ますます開放的な家になっていく。

そして夕方には設備屋さんがやってきて、基礎コンクリート打設前の配管をあっという間に施工。
在来浴室の給排水経路も、直接職人さんと打合せでき、充実した一日になりました。


残念ながら台風の影響により、コンクリート打設の日程は延期になりましたが、
次の建て方に向けて、こちらもプレカット図のチェックをしていきます。
今後はどんどんヴォリュームが出来上がっていくので、とても楽しみです。


M

本日のお散歩 131013



今日は小さな小さな改修のご相談をいただき、荻窪に行ってきました。
お仕事ですが、お散歩のように良い気分だったので。


基本的に、小さな改修に関してはあまりホームページでもブログでも
掘り下げないつもりなのですが、今回の「荻窪の家」については、
既存の空間がとても心地よく印象に残ったので、その感想なんかを少しだけメモ。


伺った住所からグーグルマップに導かれ、「良い家があるなぁ」と横目にいったん通り過ぎ、
グーグルマップに騙されたと分かって引き返し、こっちこっちと手招きされ戻ってきたら、その家でした。


外観は載せることができませんが(念のため)、築35年ほどの専用住宅。
玄関を入ると、さっそくとても心地よさそうな吹抜がお出迎え。


▼家の中心に配された吹抜
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この小さな吹抜で風を動かし、上部のトップライト(製作)で十分な光を与え、
家が密集する狭小地で、お手本のような住環境がつくられていました。


建物の中心に配された、その吹抜空間に面する内部建具は、寝室以外すべてガラス框戸。
それほど広さのない平面ですが、視線が抜けることで、閉塞感を十二分に緩和していました。

▼広間から吹抜ホール、その奥の玄関をみる。床はブナ材
 建具の金物は、ほぼすべて堀商店のもの(だと思う)
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吹抜となる一間角のヴォリュームに面して多数の内部建具、トップライト(+ハイサイドライト)と、
様々な要素が一同に絡んでいるこの計画はとても大工さん泣かせですが、
枠の取り合いや手摺など含めすべて綺麗に納まっていました。


各寝室も狭いながら、屋根をズラしてハイサイドライトを設けたり、
その採光を二室間の欄間で共有したりと、とても充実した空間。
収納建具はシナフラッシュ。簡素ながら長い年月使われた”味”がよく染みてました。

また、各寝室の外部開口部の雨戸は、木製のルーバー形式でつくられ、
雨戸を閉めつつも、十分に通風ができるよう工夫されていました。
(これだけの通風量のおかげで、夏場もほとんど冷房を使わないとのこと)


▼二階寝室から廊下の吹抜をみる。ハイサイドライトから十分な光が落ちている。
 この光は、右の間仕切り壁を隔てた寝室にも、欄間を通して供給されている。
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▼寝室上部の開口部と、そこから受け取る光を二室で分け合う欄間の工夫。
 手元に開閉装置がついており、二室間の通風も可能。
 (ただその分、遮音性は低いので、多感な年齢時には少し嫌だったとのこと笑)
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※正面がルーバー形式の雨戸


その他、小物も少し。


▼階段室照明(たぶん70年代のヤマギワ製)
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▼階段手摺の断面
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心地よく住まうための様々な工夫や、手間のかかるディティールが多いわりに、
どの風景を切り取っても、とても簡素で美しい。僕の理想です。


設計は、とある建築家の方ですが、70代のいまも現役とのこと。
築35年ほどですから、逆算するとその方が30代で手掛けた住宅ということに。
そう考えると、いまの自分と同年代のときの作品。

こんな素晴らしい設計をされる方にとても失礼だとは思いますが、
自分の住宅に対する考え方が、そっくりそのまま反映されいるようで、
なんというか、いまの自分の考え方は間違っていないのかなと、
何か勇気づけられるような、そんな気持ちになりました。

自分のつくった住宅も、同じような経過を辿ってくれたらいいなと。
(ここまで自由に設計できる案件にはなかなか巡り会うのは難しいですけどネ)


家主さんともあの金物がどうの、家具の高さがどうの、換気の仕組みがどうのと、
だいぶマニアックな話も含めて盛り上がり、気が付いたらあっという間に二時間も経過。
とてもとても勉強になる住宅見学で、気持ちの良い休日になりました。
(お仕事しに行ったはずなんですけどね!)

次にここへ寄った時は、もっと色々と写真を撮ってこようと密かに思ってます。


M




結婚パーティ(という名の同窓会)

お店紹介

昨日は、友人の結婚祝いを口実にプチ同窓会が開催されました。
で、お邪魔したお店が「WORLD BREAKFAST ALLDAY」実はこのお店のオーナーも同級生なんです。

内装のデザインから什器のセレクト、メニューやペーパーのグラフィックデザインまで、
全て自分たちで手がけていることもあって、コンセプトから全て一貫してるところが気持ち良かったです。
というか、僕らにとってはリアル友達の家みたいなものなので客観的評価は下せませんが、
「朝ごはんを通して世界を知る」というテーマはとても面白いと思います。

最近、事務所からほど近い万世橋にも別のお店を出したようなので、こんど行ってみよーっと

▼ベトナムの朝ごはんを特集してる時期だったので、料理はみんなベトナム料理
 食後にベトナムコーヒー(ごはんの写真は食べかけが多かったので自粛しました)

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つつみ野の家 建方

今度は間を開けずに一気に建方です。
建方は通常、クレーンが横付けされて材料を持ち上げていきますが、今回はあっという間に出番が終了。
というか、現場に着いた時にはすでに撤収していました。

▼全景

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▼そこからは人力で組んでいきます。

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▼そんな乗り方したら怖い…

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▼屋根の上から1

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▼屋根の上から2

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さてさて無事、あっという間に終わりかと思いきや!この後大変な部分が残されているのです…


つづく…



K

つつみ野の家 SRC基礎

さて、少し間が開きましたが、つつみ野の家です。
前回は少しかわった「SRC基礎」に触れましたが、今回は少し詳しく書いてみようと思います。
まずは、下の写真をご覧ください。

▼大工さんが土台を入れます1

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▼大工さんが土台を入れます2

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▼現場監督さんが自ら床暖房の配管

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▼鉄骨のH鋼も納まって完成、ここにコンクリートを打設します

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ご覧のように木の土台がぐるりと回り、内部は鉄骨(S)で仕切られ、
そこに鉄筋コンクリート(RC)のスラブが作られます。

これにより、構造的に合理化されるという面もありますが、
やはり蓄熱層ができるということが一番の違いになると思います。
この蓄熱層は年間通して一定な地中の温度を室内に伝えるのと同時に、
冬期には温水を循環させて、輻射式の床暖房としても使用できます。
特にこの家は平屋のため、その恩恵が大きいと思います。

ただし、もちろん良いことばかりではなくて、通常のベタ基礎と比べて「床が堅い」
「設備などの施工がシビアになる」そしてなにより「認定の工務店しか施工出来ないため
コストが高めになりやすい」という違いがあります。

しがし、今回はたまたま工務店さんからの提案で、色々な調整の結果コスト面がクリアでき、
お施主さんにも実例を体験してもらうことが出来たため、実現することになりました。

以上の点を踏まえると、やはり自分たちの設計の中で標準とすることは今後もなさそうです。
なので、今回は貴重な機会として竣工後の使用感まで追いかけて見て行きたいと思っています。

K

本日のお散歩 131006


ここは国立周辺のカフェを紹介するブログですか?


本日のお散歩

circus(サーカス)@国立


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深い海のような、空のような、落ち着いた青い内装がとても安らぎを与えてくれます。

古びたスチールの外部建具と左官の組み合わせも美しかったです。

僕の家から徒歩5分。素敵なカフェを見つけました。

M

国分寺のシェアハウス 骨組みと配管

今週は、上棟してからはじめての現場です。
経験上、上棟後は職人さんの人数も減り、グンと速度が落ちたような印象になるのですが、
こちらの現場は一味違いました。上棟以降に常駐している大工さんは親方と若い衆の計2人。
親方は飄々としていて、一見するとスゴ腕という印象はないものの(失礼)段取りが良いのか、
地震に耐える筋交や骨組みを補強する金物の取付けなど、非常にスムーズに進んでいます。

とはいえ、ここからは電気や設備なども絡んで、調整を余儀なくされる所です。
特にこの建物は、天井がないことで設備屋さんや電気屋さんには大きな苦労をかけています。
一般的に天井裏は配線や配管スペースとして使われていて、骨組みが出来た時点では、
設備屋さんや電気屋さんは「まあ、なんとかなるでしょ」てな感じで気楽なものですが、
今回は既に配管のルートを考えて頭が痛そうです(ゴメンナサイ)

とはいえ、こちらもイメージだけで図面描いてる訳ではないので、当然検討はしています。
そこに、職人さんの経験や意見と併せて一つの結論を導く作業は、建築全体を通しても、
お互いの考えを理解し合うという点では難しくもありますが、とても楽しいプロセスだと思っています。

▼上棟時に苦心していた頂上部もスッキリ

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▼ピョコンと頭を出しているのが大工の親方です

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▼バルコニーを見下ろす。筋交いや金物も取付け済

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K
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RG design

Author:RG design
一級建築士事務所

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