国分寺のシェアハウス 仕上03

内装に平行して外装も進んでおります。
前々回のエントリで最後に載せていた写真は左官屋さんのコテでした。

DSCN1101.jpg

▲まずは下地に専用のラス(金網)を留めていきます。

DSCN1094.jpg

▲次に荒く下塗り。事前に角や上下には俗に「定規」というガイドを取付けておきます。

DSCN1120.jpg

▲これもまだ下塗り

DSCN1203.jpg

▲次に中塗りで徐々に平滑になってきました。角にはメッシュを入れて割れ防止。

DSCN1215.jpg

▲中塗り全景。光が斜めに差すとまだ凹凸がわかります

DSCN1251.jpg


▲そして上塗り完了。モルタル特有の色ムラはありますが凹凸はほとんどありません。

DSCN1252.jpg

▲下の水切り(白い部分)との関係がきちんと一定になっています。

と、この間で大体一ヶ月かかっています。(天気の都合もありますけどね…)
工業製品がほとんどの現代では「フラットな壁なんて当たり前」と思ってしまいがちですが、
手仕事で大きな平面を作るのはとても技術が要求されます。

単純にコストや工期のことを考えると、出来上がった工業製品を使った方が合理的かもしれませんが、
みんなが工業製品を使うことで、技術を持った職人さんが着々と減り続けています。
もうしばらく危惧され続けていることですが、これまで延々と積み上げられてきた日本の建築技術は
すでに風前の灯になっています。特にこの左官屋さんなどは最たる職種かもしれません。

もちろん、コストも工期も合理的なのは大事なことですが、きちんとした職人さんの仕事の場が
減ってしまうことは、結果的に建築技術の退化を招いてしまいます。
これは、我々のような設計をする者にとっては、必要とする技術が途絶えてしまえば、
将来、出来ることの幅が狭められてしまう結果になるでしょう。
なので、出来るところはきちんとした職人さんの技が発揮できるようにしていきたいと思います。
なにより、よく見ればきちんとした仕事は仕上りが違いますしね…。

K
スポンサーサイト



国分寺のシェアハウス 仕上02

前回に引き続き内装工事です。
一見、荒々しく見える仕上げも、すっきりと仕上がるよう色々と工夫をしたり、
使いやすさのために試行錯誤が行われています。

DSCN1149.jpg

▲ギャラリー内観
 正面はカウンターと躙り口のような出入り口になっています。
 また、左側は収納になるのですが、枠が目立たないように壁の中に納めてもらっています。

DSCN1206.jpg

▲アトリエ内観
 通常は開けっ放しになるであろう間仕切は床にレールが残らないようハンガー戸にしています。

DSCN1248.jpg

▲2階の階段室内観
 人の動きが多くスイッチを付けきれないので、左の壁には照明器具用の人感センサーを取付けています。

DSCN1213.jpg

▲壁に埋込んだ棚には、本を面出しできるように溝を掘ってもらいました。




▼これらを実際に作ってくださっている大工さんを隠し撮り(お弁当食べてます笑)

DSCN1257.jpg


K

かすみがうらの家 「お蕎麦屋さん」

かすみがうらの家、現場監理中の小ネタ


目の前の道路を自転車で並走する女性二人組

「お蕎麦屋さん、出来てきたね〜」
「これ、お蕎麦屋さんなんだ〜?」
「さあね〜たぶんね〜(適当)」


▼屋根板金を施工中(「瓦棒」という葺き方です)
JOK22.jpg


うーん、、、確かに蕎麦屋かもしれない。
ご意見参考になります。ありがとうございます。


M

本日のお散歩 131124


紅葉の時季ということで、今年は奥多摩に行ってきました。


僕は住まいが国立市なので、奥多摩はドライブにもちょうど良い距離。
(ただし車はポンコツである)

天気も良かったので観光客も多かったですが、わさびのおやきなんかを食べながら、
久しぶりにのんびりした日曜日を過ごしました。


▼奥多摩湖の紅葉
DSC_0668.jpg

DSC_0662.jpg

▼真っ赤!
DSC_0667.jpg

▼なんの実ですかね〜(ネットで調べると「ガマズミ」かも)
DSC_0676.jpg


さて、そろそろこたつにミカンですかね。

M



かすみがうらの家 現場打合せ


先週末は、「つつみ野の家」の現場見学会のあと、日曜の午後からは
「かすみがうらの家」に向かうという、なかなかの忙しいスケジュール。


お施主さんと現場で待ち合わせをし、主に開口部の高さ関係、照明・コンセントの確認などをしました。


骨組みが屋根で覆われると、やはり一気に室内空間のスケールを掴みやすくなりますね。

天井高2.4m〜3.5m、約25帖の広間ですが、お施主さんも想像以上の広さだった様子。
いまのお住まいが一般的なアパートですから無理もないのですが、
「こんなに距離があると50インチのテレビでも小さいんじゃないか!?」なんて困ることも。


以前からずっと打合せのたびに話題になっている旦那さんご希望のガレージも、
図面上だけでも充実感を匂わせていた広さが、現実になるとさらに際立ってしまい、
ますます「贅沢だ贅沢だ」と、本気と冗談の入り交じった非難を全員から浴びることに...笑


さてそれはともかく、現在の現場の様子なんかも少し。


▼約45センチ間隔で架けられた垂木を見ると、この家の長さが明らか
JOK08.jpg


▼1.5m張り出し住宅を深く覆う軒。
 少しでも屋根を軽く見せるために、鼻隠しと破風には眉欠きを入れてもらいました
JOK06_2013111914065923b.jpg


▼広間から庭をみる。天井を貼る内部の屋根下地は構造用合板ですが、
 外部となる軒裏は現場監督さんの粋な計らいで杉板に!(写真見えにくいですが)
JOK05_20131119140646fb2.jpg


▼見えにくいというのも失礼なので!
 手前の内部が構造用合板、奥の外部が杉板(Tさんありがとうございます!)
JOK10.jpg


▼浴室のトップライト
JOK09.jpg


今週からは屋根板金をはじめ、アルミサッシュの取付などを行っていく予定です。



▼おまけ。屋根の上ではしゃぐお施主さんご夫婦。(あぶないよ!)
JOK02_20131119132140ece.jpg


M

本日のお散歩 131115


ここ最近、エチソウビルの近くで何やら一生懸命お店をつくっている。

そこそこ古い家屋だったような記憶もあるんですが、
大改造劇的ビフォーアフターでもはや原形が何だったかまるで覚えていない。


毎日その現場の前を通るたび、様変わりする内外装を見ながら

「あ、割付きれいにできた」「そこの防水どう止めんの」

などなど、勝手に現場監理。


最後は日曜だろうが夜遅い時間だろうが職人さんがフル稼働で頑張ってました。
12日にオープンしたのでとりあえず偵察しないとね、ということで、
一級建築士試験を終えた仲間のお疲れさま会と理由をつけて、エチソウビルのみんなで行ってきました。


スペインバー「カリエンテ」(本郷三丁目駅徒歩1分)



sanpo1.jpg


sanpo2.jpg


料理はどれもとても美味しかったですし、古材や古材風に染色し統一した内装もよかったです。


が、それよりも...スタッフさんがとりあえずみんな超イケメン。


エチソウビル前の寂れた路地が、今後はイケメン目当ての女性で賑わうようになっちゃうのか!?
我らが「じんちゃん」の並びにございます。


M

つつみ野の家 屋根工事

前回、面倒な加工をご紹介ましたが、いよいよ屋根工事となりました。
この間、いくつかの台風に見舞われて、そのたびに監督さんは対応に腐心されていましたが、
雨さえ上がれば、あっという間に進みます!

▼まず天井にもなる構造用合板を張り(実は夕方なので手ブレしまくり)

DSCN1069.jpg


▼防水となるルーフィング(屋根に張ってある緑のもの)

DSCN1078.jpg


▼そして、ガルバリウム鋼板を横葺していきます

DSCN1105.jpg



と、この間が台風もあって2週間ほど。
しかし台風だけでなく、写真に残っていない工程もあるのです。
途中の写真がないので、構造用合板の上にルーフィング、ガルバリウム鋼板と思ってしまうかもしれませんが、それではとても暑さ寒さをしのげません…。実は、この間に断熱と通気の層があるのです。

これは国分寺や鵜の木のシェアハウスでも使っている方法ですが、天井を張らない木造の場合は骨組みの上に断熱と通気をとることで、構造体を見せるデザインと断熱性能を両立しているのです。
まあ、本来の意味からすれば、性能も含めて考えることが「デザインする」ってことなんですけどね!


K

国分寺のシェアハウス 仕上01

さてさて、下地や設備の工事もだいぶ進んで、一部は仕上の工事に入りました。

とはいえ、このハウスはクリエイターが集うことを考えて、素材そのままの仕上がほとんど。
お化粧じゃなくて本体にエネルギーを振り分けています(お化粧のコストを節約したとも言えますが(笑)
とはいえ、素材自体はラフでも、お化粧でごまかしにくいので結局手間はかかります。

▼個室内装

DSCN1060.jpg


▼階段手摺は板一枚で

DSCN1066.jpg




DSCN1087.jpg


▲さてさて、次回のエントリはこちらの工程になる予定です(何の工事かわかりますか?)

K

かすみがうらの家 上棟式


11/2の土曜日、かすみがうらの家が上棟を迎えました。


地鎮祭に続き、時折小雨が降るあいにくの天気でしたが、建て方は早いペースで終了。
100坪強の広い敷地ですが、およそ40坪の建築面積を伴う平屋計画のため、
そこそこ敷地をしっかり使い切っているように感じます。

このあと、さらに切妻屋根の広く深い軒が組み上がってくると、
ますます土地を覆いつくすようなヴォリュームになるのではないかと思います。


プレカットにより運ばれてきた構造材ですが、建て方は2〜3日程度のあっという間の作業のため、
突然現れる骨組みに、お施主さんご夫婦もとてもわくわくしている様子。


▼平屋ですが建築面積が広いため、クレーンもちょっと大型
jok05.jpg



▼お施主さん、現場監督さん、大工さん、鳶さんのみんなで上棟式
jok02.jpg



この上棟式も、現場監督さんや棟梁さんを中心に行う簡便なものですが、
それでも、このように大勢の関係者が棟に登って祭祀を行う現場は最近あまり見かけませんね。

我々もそれほど多く経験できるわけではありませんが、
やはりとても身の引き締まる行事だと思います。(お祝いですけど)



▼その他、建て方や上棟式の様子など

jok06.jpg

jok04.jpg

jok03.jpg

jok01.jpg


▼最後に、屋根の納め方のイメージを確認するため、わざわざ大工さんに垂木をかけてみてもらっちゃいました(ありがとうございます!)
jok07.jpg


来週からはトップライトも絡む大屋根をつくっていきます。
こちらも軒先の納まりや屋根の葺き方など、しっかり最終チェックをしていきたい思います。


M
Profile

RG design

Author:RG design
一級建築士事務所

New
Category
Archive
Links
RSS